[出典:Wikipedia]
ビッグサムは、現在のUDトラックス(以前の名称は日産ディーゼル工業)が、日本向けには、1990年から2005年まで生産していた大型トラックの名前です。
ちなみにこれは、現在発売されているクオンの前身と考えられていますが、生産が重なっている時期も一年程ありました。
なお、海外向けには現在も生産されており、中国、台湾、オセアニア向けに販売されています。
そしてこの車両は、クオンと同様にいろいろな荷台の形状があり、平積み、バン、ウイングなどの通常のカーゴタイプの他に、ダンプ、コンクリートミキサー車、タンクローリー車、トラクターなどがありました。
そして使用しているエンジンですが、概ねクオンよりも排気量の大きいもので、最大のものはV型10気筒21Lを搭載するものもありました。
また新車の高額な大型トラックに関しては、購入に際して中古車を選ぶ層も多く存在するため、中古車として流通している玉も多くあります。
そして荷台の仮装もたくさんの種類が流通していますので、多くの業種に利用可能な車両を見つけることができます。
ただし、日本国内の使用には、排気ガス規制とともに首都圏独自のPM規制がありますので、
地方公共団体の指定している、PM減少装置の装着がしてある車両かどうか、注意することが必要です。
ビッグサムとは
ビッグサムは、UDトラックス生産の大型トラックです。車名は直訳では親指、ですが「偉大な父」「頼れる父」という意味を持っています。その名前の通り、大きくも圧迫感のない頼もしいボディで国内外で幅広い人気を誇っていました。ボリビアやアラブなどのアスファルト舗装のされていない土地でも滑らかな走りと安定した乗り心地を発揮しています。しかし「ビッグサム」は生産を終え、2014年3月27日にラインオフを迎え、生産終了となりました。しかし、現在も名前は定着し、世界中で活躍しています。
「ビッグサム」が発売された1990年代の日本は景気低迷に苦しんでいた上、環境問題が大きく取り上げられ、排ガス規制が相次ぎ強化されるというトラック業界にとっても厳しい時代でした。そんな中、基本的な動力性能向上や高い環境性能が求めるニーズに応え開発された車両です。
更に、「ビッグサム」は乗り心地も幾多のバージョンアップを乗り越えてきています。電子制御式自動変速機(E-MATIC)を搭載しており、ABSとASRをオプション装備、更にE-MATICを進化させたESCOT―ATを搭載し、運転手の負担軽減に大きく貢献していました。大型トラックにありがちな揺れや振動を押さえ、スピードと車体のバランスを維持する為の機能が充実しています。馬力もあり、まさに「頼れる父」といった乗り心地です。悪路でも安定して乗りこなせる仕様ゆえに、開発中の土地や発展途上国に重宝されています。
ビッグサムの使用用途とは
生産終了したビッグサムですが、活躍の場はやはり悪路の多い発展途上国や自然の多い環境です。舗装されていないボコボコ道や、乾燥地帯の砂地は、運転時の揺れやハンドル操作が難しく、ドライバーの運転の負担になるばかりでなく、故障やトラブル、事故の原因になりがちでした。そんな土地に順応するために、車体を安定させるばかりでなく騒音ほかエンジン音など、運転環境はなかなか難しい基準だったのを、ビッグサムはクリアして乗り心地と燃費、環境性能を備えています。日本でも開発中の山林や砂利道など、アスファルト舗装がない場所や現場等におすすめの一台です。
このように、UDトラックス 日産 ビッグサムは人気なので、高く買取りすることが可能となります。
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