重機運搬車とは?
重機運搬車は、そのネーミングにあるように、重機を運ぶためのトラックです。工事現場で欠かせないユンボなどは、一般の道路の自走は禁止されているため、重機運搬車に乗せて運ばなければなりません。
重機運搬車は3種類に分かれている
重機運搬車は、セーフティーローダー、セルフローダー、重機回送トレーラーの3種類に分かれています。それぞれの特徴を掘り下げていきましょう。
セルフローダー
セルフローダーは、キャビンの後ろにジャッキがついています。そのジャッキでトラックを持ち上げて、荷台を斜めにして重機を積み込むのです。セーフティーローダーを製造している会社は、「株式会社タダノ」や「フジタ自動車工業株式会社」が有名です。
セーフティーローダー
セーフティーローダーは、荷台を後ろにスライドさせて傾かせることで、重機を積み込んでいます。セルフローダーより滑らかな積み下ろしができますが、重い重機の運搬はセルフローダーに分配が上がるため、使い分けが重要です。セーフティーローダーを製造している主な会社は、「新明和工業株式会社」や「株式会社花見台自動車」となっています。
重機回送トレーラー
より重い重機を運搬する時に出番となるのが、重機回送トレーラーです。重機回送トレーラーは、荷台全体がそもそも低く設定されているため、大きな動きを必要としない積み下ろしができます。重機回送トレーラーを製造している主な会社は、「日本トレクス株式会社」となっています。
重機回送トレーラーが運搬できる重機の重さはどのくらい?
前述したように、重機運搬車は3種類に分かれています。その中で、より重い重機運搬できるのは、重機回送トレーラーだと説明しましたよね?そこでここでは、重機回送トレーラーを例に、「どこまで重い重機を運搬できるのか?」をまとめてみました。
ホイールローダーの場合
バケット容量、、、1.6m3
バケット容量、、、2.0m3
バケット容量、、、2.3m3
モーターグレーダーの場合
ブレード幅、、、3.1m
ユンボの場合
バケット容量、、、0.16m3
バケット容量、、、0.20m3
バケット容量、、、0.45m3
バケット容量、、、0.50m3
フォークリフトの場合
吊上荷重、、、3,000kg
吊上荷重、、、3,500kg
吊上荷重、、、7,000kg
吊上荷重、、、8,000kg