外を歩いていたり車に乗っている時に、車を荷台に乗せて走るトラックを見かけた事って、ありますよね?そのトラックは、キャリアカーと呼ばれていて、普通の乗用車を乗せていることが多いです。しかし、世の中には、工事現場で使われる重機を乗せて走るトラックもあります。そのトラックの名前は、「セルフローダー」です。セルフローダーは、1963年に株式会社タダノと三菱自動車工業株式会社の共同開発によって生み出された、古い歴史を持っています。しかし、今でも現役で活躍している運搬車なのです。
セルフローダーとは?
冒頭でも少し触れましたが、セルフローダーは、重機を乗せて走るトラックで、土木や建築の工事現場で活躍しています。トラックの後ろに搭載されているジャッキという荷台が、後方に傾くことで、重機を乗せたり降ろしたりしているのです。セルフローダーによく載せている重機は、ブルドーザーやホイールローダー、フォークリフトなどですね。これらの重機は、一般の道路を自走することはできません。そのため、セルフローダーの出番はひっきりなしなのです。
セーフティーローダーより重い重機を運べる
セーフローダーに似たトラックに、セーフティーローダーというのがあります。セーフティーローダーも、重機を運ぶトラックです。セーフティーローダーは、荷台をスライドさせることができるため、セルフローダーより使いやすいように思われがちです。しかし、セルフローダーの方が大型の重機を運べるため、重宝されています。
まとめ
今回は、セルフローダーに焦点を当ててみたのですが、いかがでしたでしょうか?ブルドーザーやフォークリフトは、工事現場では欠かせない乗り物ですが、一般の道路を自走できないとなると、セルフローダーがいかに重要なトラックなのかが、分かってもらえたかと思います。セルフローダーは、日常でも頻繁に見かけるトラックなので、皆さんも知らず知らずのうちに、目に留めているはずです。これからは、意識して目を向けてみましょう。