
ピックアップトラックとは?
ピックアップトラックとは、キャビンの後方に開放式の荷台を有する、アメリカで人気の車両タイプです。
従来は農業や軍事用としての利用が多かったピックアップトラックですが、ファッション性の高さに注目した若い者たちによって、日常使いをするスタイルが増えてきました。
人気映画の「バック・トゥ・ザヒューチャー」では主人公が憧れている車として登場し、その魅力が作品内でも良い形で描かれています。
南アフリカ、中南米、アジアなどでも生産されているピックアップトラックですが、こちらはアメリカ製とは異なり、かなりコンパクトな設計が主流となっているようです。
トヨタ発表された「タコマ」とは?
デトロイト・モーターショー2015で発表された「タコマ」は、約10年ぶりにモデルチェンジしたトヨタ自動車の主力車種です。
北米市場では中型ピックアップトラックとして位置づけられており、腕力の弱い女性でも運転できる存在として知られるようになりました。
新モデルではオフロード走行するレーシングカーのテクノロジーをヒントにしているため、農場などでも活躍が期待できる足回りとなっています。
日産から発表された「タイタンXD」とは?
アメリカで製造される大型ピックアップトラックに引けを取らない「タイタンXD」は、大型と中型の中間という独自のカテゴリーに位置づけられている、話題性の高い車です。
パワーと優れた燃費を実現した「カミンズ5.0L V8ターボディーゼルエンジン」を搭載しており、ピックアップトラックに「走り」を求める皆さんでも満足できる仕様となっています。
またたくさんの荷物を搭載しても安定走行ができるサスペンションとなりますので、操縦のしやすさという意味でも高い注目が集まっているようです。
2003年に初代が発表されたタイタンは、大きさと力強さを兼ね備えたギリシャ神話の巨人の神「タイタン」がネーミングの由来となっています。
コンパクトかつスマートな車種の多い日本の自動車業界から、タイタンのようなフルサイズのピックアップトラックが登場することは、技術力の高さや多様性をアピールする上で良い機会になると言えるでしょう。
今後も過熱するアメリカのトラック市場の中でも、日本の活躍は続いていくことでしょう。