
青森の交通量が多いエリアでの事故対策
シルバーゾーンの取り組み
シルバーゾーンは、自転車や高齢の歩行者を交通量が多いエリアでの交通事故を緩和するためにできた施策です。
青森県警察が高齢歩行者被害の交通事故が多く発生している路線を調査によって分析して選んでいます。
特に、高齢歩行者の交通事故が目立つゾーンや、病院やスーパーマーケットがあって高齢者の通行量や自動車の交通量が多いゾーンを指定しています。
これによって、シルバーゾーンを通行するドライバーに対して、やさしい運転をする意識が芽生えているのです。
シルバーゾーンを表す標識は丸型でグリーンの色になっています。
おじいさんとおばあさんのイラストと「シルバーゾーン」の文字が目立つようになっています。
補助標識としては、高齢歩行者事故多発の文字を表示したものもあります。
シルバーゾーンの中にあるカラー舗装
青森市2箇所・八戸市1箇所・弘前市1箇所がカラー舗装されています
これ以外のエリアではカラー舗装されていないシルバーゾーンもあります。
ゾーンの入口には、ドライバーがシルバーゾーンであることが分かるように12メートルに渡ってエンジ色のカラー塗装にしています。路面には高齢運転者のマークを付けて、さらにイメージを強めています。
さらに外側線の内側に幅30センチのカラー舗装をしています。
通行車両の左側の感覚を広げて歩行者と自転車の衝突を防ぐようにしています。
ドライバーにはカラー舗装を踏まないように運転しようとする意識を働かせることができます。
車両を中央線に寄せて運転しようとしますから、車が歩道や路側帯がある左サイドを広くあけて走行します。
車の進行方向の左側を通行している自転車や自動車との接触を防止する効果があります。
視覚的にも道路の幅が狭く見えるのでスピードを落として通行します。
横断歩道の周囲にもグリーンの塗装を施して安全策を講じています。