福島の交通量が多い場所の道路対策
福島県では歩行者を守るために歩道の整備に力を入れています。
担当しているのは福島県の道路整備課になります。
福島県が管理している道路の歩道の整備率は31パーセント程度です。通学路は73パーンセントですが、いずれも全国平均を大きく下回っています。
小学校周辺の通学路や橋など、積雪したときの歩行者は安全なのでしょうか？
安全な通行に大きく支障があるエリアがたくさん残っています。
福島県が道路などの整備をどのようにすすめるのか？
具体策は次のとおりです。
対策を講じていますが、依然として厳しい道路交通安全状況になっています。
まずは緊急性が高い通学路の歩道や自転車歩行道路の整備を重点的にしてゆきます。
側溝の危険が認められるところは溝の蓋かけをしなければなりません。
幅広の路肩を採用したりしなければならないのです。
地域の実情を確認した上で、きめ細かく対策をするように進められています。
既成概念に囚われることなく歩行区間を積極的に確保できるように取り組みます。
福島県では独自の基準として平成17年に『歩道・自歩道の幅員や片側・両側設置の計画の考え方』を整理しています。
『歩道・自歩道の幅員や片側・両側設置の計画の考え方』の中身
4つの考え方があります。
1番目は従来のように画一的な規格選定をするのは不都合もありますから、それぞれの地域の実情を把握した上で本当に必要な規格を考えるようになっています。
2番目は、歩道の規格の選定を歩行者の通行人数などの客観的な指標数値によって選定するようにしています。
3番目は、歩行するスペースをケースバイケースで柔軟に対応することにします。
幅広の路肩を採用したり、側溝の溝かけをしたりすることによって歩行空間の確保を前向きに考えてくれます。
4番目は、交通量の多い道路を可能な限りさけて通学路として利用します。
交通量の少ない裏通りや農林道など、既成概念にとらわれず交通安全を検討します。
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