粉粒体運搬車とは?
粉瘤体運搬車は、特種用途自動車の一種で、そのネーミングにあるとおり、粉粒の運搬で利用される自動車です。別名として、ホッパー車、エア車、バルク車、バルクローリーなどとも呼ばれています。
粉粒体運搬車の種類
一言で粉粒体運搬車といっても、その種類は様々あります。ひとつずつ紹介していきましょう。
空気圧送式
様々な粉粒を運搬できます。例えば、炭酸カルシウム、バラセメント、ポリ塩化ビニ、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートなどです。長距離&高所まで運ぶことができるため、凡庸性の高い自動車です。
セミトレーラ
大量の粉粒を輸送したい時に、活躍するタイプです。連結して荷物を運ぶ自動車で、日本で最も知られているトレーラーだと言えます。
飼料運搬車
養鶏や養豚の飼育に必要な飼料を運ぶための自動車です。そのため、牧場付近などで頻繁に見られます。
ダンプ併用式
グラニュー糖や小麦粉をはじめとした、食品で使われる粉粒体を運搬する自動車です。後部ハッチが開閉するため、メンテナンスしやすいというメリットがあります。積載比重によっては、フルダンプできない積載物が出るのがネックです。
エアスライド式
フライアッシュやセメントのように、流動性がある粉粒体を扱うのに適している自動車です。一室傾胴型なタンク構造が多いため、排出バルブが一箇所になっています。
粉粒体運搬車を製造している主なメーカーはどこ?
現在、日本で粉粒体運搬車を製造している主なメーカーは、
・自動車精工
・極東開発工業
・昭和飛行機工業
・日本トレクス
・新明和工業
などが挙げられます。もし、粉粒体運搬車を購入する機会があった時は、これらのメーカーから選べば、間違いは起こらないでしょう。
まとめ
今回は、粉粒体運搬車に焦点を当ててみたのですが、いかがでしたでしょうか?たくさんの種類が存在していて、意外でしたよね。実際に、日頃から何気なく見ている粉粒体運搬車もあったと思います。今後、外を歩く時は、積極的に注目してみてください。