
鹿児島県 渋滞が多い道路・交通量の多さ
鹿児島県都市圏の広域道路ネットワークの特徴
九州縦貫自動車道路や南九州西回り自動車道が基幹になっています。
このふたつの道路を中心にして広域ネットワークが形成されています。
九州縦貫自動車道路や南九州西回り自動車を通過する周辺の県内各地から鹿児島中心部に入ってくる交通は鹿児島インターチェンジや鹿児島北インターチェンジに集中する傾向にあります。
特定の幹線道路に交通が集中しているのですが、交通処理能力を大きく上回っており、渋滞の原因となっています。
具体的には、仙巌園前交差点・城山入口交差点・鹿児島中央駅北交差点・中洲電停交差点・浜橋北交差点・産業道路入口交差点・南港交差点・南警察署前交差点などです。
鹿児島都市圏で渋滞が起こる原因とは?
地形が原因になっています。
鹿児島エリアは「シラス台地」に囲まれています。
平地がとても少ない地形が特徴となっており、その地形的な制約があるので、鹿児島中心部に入る道路が限られているのです。
そのために、鹿児島市街地に流入する幹線道路に交通が集中してきます。
これによって渋滞が発生しています。
例えば九州の県庁所在地の平地面積の割合のデータをご紹介しておきましょう。
・鹿児島市……16.2パーンセント
・福岡市…… 47.6パーセント
・佐賀市……68.4パーセント
・長崎市…… 16.0パーセント
・熊本市…… 27.6パーセント
・大分市……22 .5パーセント
・宮崎市…… 10.1パーセント
都市構造が原因になっている
鹿児島市内中心部は南北にJRが走っており、東西には甲突川や新川があります。
市街地が分断されている構造になっているのです。
南部は工業地・東部は商業地・西部から北部は住宅地が中心となっています。
通勤の交通が発生するわけですが、河川やJRを渡る幹線道路が少ないのです。
そのためエリア間の移動が制限されてしまい、渋滞が発生しています。
今後、関係機関と連携しながらの渋滞緩和が必要になってきているのです。