
最近では高速道路や国道などで交通事故が発生しているのでニュースなどでも報道されています。
普通車で事故を起こしてもそれなりの被害を受けてしまうので車両のサイズが大きいトラックを運転している時に事故を起こしてしまうと大惨事になってしまう可能性が高いです。
トラックを運転している時に事故を起こしてしまうのはドライバーの不注意が原因になっている事もありますが、トラックに不具合が出ている事で事故を起こしてしまう事もあります。
それでトラックの長距離運転をする前には不具合が出ていないかどうかを確認するために日常点検を行わなければいけません。
法律でもトラックの長距離運転をする前に日常点検を行う事を義務付けているので忘れてしまうと罰せられてしまう可能性があります。
それでトラックの長距離運転をする前に日常点検を実施しますが、どのような項目があるのか確認していきましょう。
タイヤの状態を確認する
トラックを長距離運転する時はタイヤに負荷がかかるので日常点検でもタイヤの状態を確認します。
まずタイヤの空気圧を測定して標準値になっているかどうかを確認します。
それで標準値と大幅に異なっている時はすぐに調整して対応していきます。
次にタイヤの溝がスリップサイン表示が出ていないかを確認します。
スリップサイン表示が出ていると走行中にブレーキをかけた時にスリップする危険性があります。
またパンクするリスクも高くなるのでスリップサイン表示が出ている時はすぐに溝があるタイヤに交換します。
次にタイヤの溝の摩耗の仕方も確認していきます。
均等に摩耗していればそれほど問題ありませんが、一部だけ摩耗しているとトラックの内装部に異常がある可能性もあるのでしっかり確認する必要があります。
冷却水とブレーキ液の量を確認する
暖かい季節にトラックを長距離運転する時はエンジン周辺の気温が上昇するのでオーバーヒートを起こしてしまう可能性があります。
それでまず冷却水の量が不足していないかどうかを確認します。
冷却水が不足しているとオーバーヒートを起こす可能性が高くなるのでしっかり補充してあげます。
またラジエーターが損傷しているとエンジン周辺の気温が上昇した時に対応する事が出来なくなるので損傷していないかどうかをしっかり確認します。
次にトラックを長距離運転する時はブレーキを使用する回数も多くなるのでブレーキ液が不足している事があります。
ブレーキ液が不足しているとブレーキの効きが悪くなって運転中に危険を伴ってしまう事があるのでしっかり確認して不足していたら補充してあげます。
バッテリーを確認する
トラックは車両のサイズが大きいので長距離運転をしているとバッテリーの消耗量が多くなってしまいます。
それで日常点検ではバッテリーをしっかり確認する必要があります。
まずバッテリーの量を計測して基準値に達していれば問題ありませんが、基準値に達していない場合は他のトラックで対応しなければいけなくなります。
またバッテリー液が不足していると水素ガスの量が増えてしまうのでエンジンを始動した時に爆発する危険性があります。
バッテリー液が不足しているのも問題なので確認して不足していたらすぐに補充してあげます。
バッテリーに異常が発生してしまうとトラックを運転する事が出来なくなり仕事に影響が出てしまうので日常点検ではバッテリーの確認は重点的に行うようにしましょう。
エンジンを確認をする
トラックを運転する時はまずエンジンを始動しますが、不具合があるとかからなくなる事もあるので運転する事が出来なくなってしまいます。
特に長距離運転をしている時にエンジンがかからなくなると仕事に影響してきてしまいます。
それで日常点検ではエンジンの確認も重要になってきます。
アイドリング回転が円滑であるかどうかの確認やアクセルやブレーキに引っかかりがないかどうかの確認などをしっかり行います。
それで異常がない事を確認してからトラックを運転する事になります。